魂の艦船イラストレーター 水野さん

現在、学研誌やモデルアート増刊『艦船模型スペシャル』や、
アオシマのボックスアートなどで活躍中の水野行雄さんです。
ニチモ30センチシリーズを作ってた子供時代以来、
艦船模型を再開したのが28歳ごろです。

資料も何もわからなかったのですが、
とりあえず買ってみた学研『大和型戦艦』。写真や図面もいいですが、
もっとも情報が読みやすかったのが、表紙と折込のイラストでした。

最初は…昨今の流麗なCGイラストとは違い、正直キレイだとは思いませんでした。(失礼!)
しかし…とにかく見やすい。なにか手描きの迫力も違うし。
籠められている情報量がハンパではなく主張してきます。

いつかこの人の絵がとても好きになり、大和、武蔵と作りました。
そして大阪の艦船合同展にて水野さん御本人と会いました!びっくりです。

90分以上、熱っぽく語ってくれました。
当時大和の海底探査で実物を見てこられてすぐでしたので、僕の作った大和、武蔵を前にして、語りに語っていただきました。特に武蔵は水野さんのイラストを再現し、黒い甲板、数字指標をを再現していましたので、水野さんも熱く語ってくれたのでしょう。 圧倒されましたが楽しい思い出です。
甲板の黒い武蔵…現在は僕が原画を所蔵しています。
大阪での出会いからあと、親交が始まり、きっかけとなった武蔵原画も譲り受けました。家宝です。 
 その後は艦船初心者の僕に泉江三先生の幻の名著、『軍艦の模型』を贈っていただき、
ようやく艦船自作の基礎を築けました。(見るに見かねてでしょうね。めちゃめちゃなやり方してましたから。笑)イ401起工には多大な御協力をいただきました。 

売れっ子イラストレーターとなられた現在でも、水野さんの艦船イラストの、『息遣いのある情報と迫力』はますます加速しています。 今後もどんどん活躍して欲しいと思います。


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