ボディ設計こそが命のクルマ

初代RX-7の時代から、不変のレイアウト、フロントミッドシップFR

RX−7について最もわかりやすく、愛ある描き方、マイナスも検討する本としては

楠みちはる氏のコミック、湾岸ミッドナイトがお勧めですね。
何度も何度も乗り手を代えながら、主人公たちに関わってくる存在として描かれてます。

『REはレシプロよりも出力軸が高いのでできる限りエンジンマウントを下げる必要がある』
『ローターの回転方向による、コーナリングへの影響がわずかにある』
『ロータリーは味が落ちるのが早い』
などなど、唸らせられる描写が多く、深い愛が感じられますね。
チューンドの世界でもロータリーは外せない存在ですし。

全巻読破すればロータリー車の理解深まる事、請け合い。

トルクの細い、燃費の良くない、意外と重い高回転型エンジン。
メリットとしては小型であるという事なので、車種としてはスポーツカー・GT以外には
適性に欠けます。しかしミッドシップとしてしまうと販売面での制約が大きい、選択肢は限られます。

燃費を良くする上でも、軽量ボディも外せません。高い運動性にも寄与しますし。
こだわりのマツダです。手段は選びません。足回りのあちこちにアルミ・アームなんか付けたり
(ぶつけると高いよー。)
とことん肉抜きしたり・・・僕の乗ってたFCの場合も…丸っこい大きなバンパーの中は…
(セリカの場合はウレタンなどがたっぷり詰まってましたが)すっからかんでした。なんもない。

とことんこだわる軽量ボディ、そして短いホイルベースとよく切れるステアリング。
これで楽しくないわけがない。
まあ、危ないともいいますね。
実際、保険料率は最高クラスの掛け金で、
車両保険など、20代の人だとびっくりするほど高くつく

初代SAでは『テールハッピー』といわれ、スピンしやすい評判もあり、2代目では変形マルチリンクサスで
粘り続ける足を開発。(ドリフトする人はトー・コントロールをブッシュ交換してキャンセルしてたな)
3代目FDでは3ナンバー化して車幅をとり、更なる進化。

まさに究極のFRと熟成された車でしょうね。

カートのような鼻先の軽さと、アクセル踏めば安定し、抜けばアヤウイコーナリング。
ただし流れると速いよ。綺麗に回ります。

間違いないのは、一度でもオーナーになれば…その楽しい走りが忘れられない事、請け合い。
『むかしは、RX−7乗ってたんだよ〜。』なんて話もできますね。

後ろ斜め後方はまるで見えませんが、価値ある車です。

これでエンジンがホンダならなあと 何度思ったことか。

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